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【ホームページ担当者向け】リニューアル前の確認事項

「ホームページをリニューアルしたいけれど、何から手をつければ良いかがわからない…」
「新しく更新担当になった。全く詳しくないので何を確認すれば良いのか知りたい」

そんなお声をよく耳にします。

ホームページのリニューアルの前には大きくわけて、下記の5つの確認事項があります。

  1. 現在のホームページに関する情報
  2. リニューアルの目的・目標の設定
  3. 訪問ユーザーの想定
  4. 競合他社の調査
  5. 予算・スケジュールの決定

ホームページリニューアルをご検討中の小中規模事業者様向けに、すぐ使えるPDFのチェック表として確認事項をまとめました!

目次

1.現在のホームページに関する情報

まずは現在のホームページの状況を確認していきます。

ホームページは普段、会社に所属しているみなさまの目に触れる機会がとても多い、一見身近なものです。
しかし、制作やリニューアルには予算と時間がかかるため、どうしても見直しが先延ばしとなり、長い期間放置されてしまう場合があります。
結果、「契約状況や管理が担当者間でうまく引き継がれていない」「更新方法が課によってばらけている」など、会社の状況によって多種多様な状況になりがちです。

ITの進化によりホームページもここ十数年で「閲覧用デバイス=パソコン、スマホ、タブレット」「使用言語」「作成ツール」がかなりの速度で進化しているため、作成方法もずいぶんと変わり、制作会社のやり方にもばらつきがあります。
つまり、「ITに詳しい詳しくないにかかわらず、担当者以外にはわからなくて当然」の内容ともいえます。

ひとつずつ、ポイントを押さえながら調べていきましょう!

a.現在のホームページの課題の洗い出し

課題の分析により、ホームページのリニューアルがどの規模で必要かが明確になります。
例えば、
「情報は掲載されているが見にくい」だけであれば、情報の整理とデザインリニューアルのみで、大規模なリニューアルは必要ありませんし、
「古くてスマホ対応できていない上に、更新しにくい」のであれば、業務効率化の観点からも、丸々一新して、Webサイト更新用のシステムを入れることが適切となります。

社内外の意見や要望を集約し、現在のホームページに対する課題や問題点を文章で明確化しましょう。その情報を元に、ホームページリニューアルが課題の解決策として適切かどうかを検証していきます。

b.社内で更新をおこなっているメンバーの確認

普段ホームページの更新を行なっている「部署」「担当者」を明確にします。
この段階で情報がない場合は念の為、「普段の更新方法」「更新で触っている領域」の確認も聞き取りしておきます。

c.前回のリニューアル時期

以前のリニューアルの時期がわかると、当時の担当者や契約情報などを探しやすくなります。

特に、入社してまだ日が浅い方がホームページのご担当になった場合は、先輩からお話を伺う必要が出てくるかと思いますが、その前になるべくご自身で調べられる範囲は調べておきたいと思われることでしょう。最も簡単なのは、「ホームページの更新履歴を辿る」、ホームページ用のファイルが確認できる場合は「データの最終更新日を確認する」という方法です。

簡単に確認できる更新情報が残っていない場合は、社内の広報・システム担当者に聞くか、契約を管理している部署に当時の契約情報を調べてもらうという方法になります。

前回のリニューアル時期の確認方法

  1. ホームページの更新履歴を辿る
  2. ホームページのデータ一覧を見れる場合は、ファイルの最終更新日が一番古いものの年月日を調べる
  3. 過去のホームページリニューアル・制作の契約情報を調べる(総務・会計・広報・システムなどに確認)
  4. 当時を知っていそうな先輩かシステム担当者に話を聞く

d.サーバーの確認

ホームページを置いている場所(サーバー)についての情報を確認します。

  • 自社サーバー
  • レンタルサーバー(直接契約)
  • レンタルサーバー(制作会社による代理契約)

大きな会社組織や機密性が高い情報を取り扱っている企業では、自社でサーバーをお持ちの場合もありますが、コストや人員がかかるため、中・小規模事業者はほとんどの場合、レンタルサーバーで運用されていると思います。
詳しくは、総務部やシステム担当者に確認してみてください。

e.前回の制作会社の確認と現在の契約状況

場合によっては前回の制作会社がログイン情報などを持っているときもあるので、前回の制作会社がどこだったのかの調査は必須です。
同時に、契約を管理している部署に問い合わせ、ホームページ制作単品での契約だったのか、現在も保守契約を結んでいるのかの情報も確認しておきましょう。
仮に今回のリニューアルだけを他の制作会社に頼む場合でも、現在既に契約中の制作会社とは、更新の進め方について調整する必要がありますので、必ず確認が必要です。

STEP
前回のリニューアルを担当したホームページ制作会社を確認
STEP
現在の管理と契約状況を確認

リニューアルを担当した会社と、現在も月単位での保守契約が結ばれている場合があります。
また、更新を含めて全面的に任せている場合もありますので、「月々の保守契約の範囲」も契約書などで確認しておきましょう。

STEP
管理者とID・パスワードの確認
  • サーバーにログインするためのFTPのID/パスワード
  • 【WordPress利用の場合】管理者/WordPressの管理画面のURL /ID /パスワード
  • 【他のCMSの場合】管理者/管理画面のURL /ID /パスワード

CMS(コンテンツマネジメントシステム)はHTMLなどのコードを触ることなく、ホームページを更新できるシステムのこと。
有名なWordPressもCMSのひとつです。高機能なのに無料で公開されているため、世界で最も利用者の多いCMSです。

2.リニューアルの目的・目標の設定

1.で明確にした課題を元に、ホームページリニューアルの目的・目標を設定します。
この時、ぼんやりとした課題から、新たな課題や目的などが出てくる場合があります。改めて目的と目標を整理することで、掲載したい内容の優先順位を明確にしていきましょう。

例)ホームページのデザインや情報が古いままである。スマホやタブレットでも見やすい、今どきのホームページを作りたい

  1. 課題
    古いデザインで見にくく、欲しい情報にアクセスしにくい。また、更新しにくいため、古い情報のまま放置しがちになる。問い合わせがすべて電話でくるため、電話の対応に時間を割かれている。
  2. 解決策
    サイト設計を見直し、全面改修する。常に最新の情報を保てるように更新方法を考え、WordPressなどの更新システムを導入する。
  3. 目的
    見やすいホームページで来訪者を増やし、社の知名度とブランド力を上げる。来訪者が会社の商品や知りたい情報を素早く確認できるようにする。
  4. 目標
    検索エンジンでの検索順位を◯位以内にする。アクセス数を前年比から◯%にする。

3.訪問ユーザーの想定

メインのターゲットを訪問ユーザーとして想定し、ユーザー属性と心理を分析します。
また、可能であれば、コンバージョンシナリオ(訪問ユーザーがどのように訪れ、どのようにホームページ内を回遊して、最終的に問い合わせ・商品の購入・離脱などの行動までに至るかを図式化したもの)を作成します。

架空の訪問ユーザーが使いやすいホームページを想像することで、掲載に必要な情報と不要な情報をさらに明確化することができます。

4.競合他社の調査

競合他社のホームページの調査は、よりよいホームページを制作するための足掛かりとなります。
良い点は取り入れ、自社に不要な点は掲載しないよう整理することができます。

訪問ユーザーは競合他社のサイトも見て比較していると考え、自社の独自性や強みを見せられるホームページの作れるよう、掲載内容やテーマをより明確に固めていきます。

5.予算・スケジュールの確認

目的と目標が固まったら、予算とスケジュールを設定します。
もちろんリニューアルしたらそれで終わりというわけではありませんので、「目的」「目標」「サイト規模」「予算」「完成時期」のバランスを見て、どの程度の規模のリニューアルが現在の自社にあっているかをよく検討して決定していきましょう。

6.チェック表のダウンロード(PDF形式)

上記をまとめた資料です。ダウンロードして参考にご使用ください。

最後に…

ホームページはSEが担当するまでもない専門性が低く見える内容といえるため、社内に専任の担当者が存在しない企業さまも多くあります。
また、「ホームページ」「リニューアル」と検索すれば出てくる情報は多いものの、WEB上に情報が溢れすぎていて、自社の状況に合っているのかどうかの判断がつきにくいといったこともお悩みの一つになるでしょう。

制作会社を選ぶ際は、「経営課題やニーズを汲み取り、ざっくばらんに相談できる制作会社かどうか」で判断すると、もっとも良いかと思います。

「どこから手をつけて良いのかわからない」「誰に何を聞いたら良いのかわからない」などお困りの場合は、LINEやお電話でもご質問を受け付けておりますので、いつでもご相談ください。

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この記事を書いた人

みうらのアバター みうら うさぎデザイン 運営

香川県で、ホームページ制作・保守・運営とグラフィックデザインの会社を運営しています。
うさぎ年に創業したのでうさぎデザインという名前をつけました。

趣味は、IT関係のことを調べるのと、野球観戦、神社仏閣巡り、美術館と動物園とばらついているため、たまに全く違うネタがさしこまれるかもしれません。

甘いものが好きなので近影を絵で描くとどうしても丸いうさぎになります

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